女神の恋 松本明子 山口祐一郎 出演 2003年NHK放送ドラマ SF作家と35歳OLの恋を観て
18年の時を経て、2003年の放送ドラマを2021年8月に初めてDVDにて視聴するという、自分にとっては未だかつてなかった出来事です。
きっかけはYouTubeで観ていた「百年の物語 大正編・愛と憎しみの嵐」で、松嶋菜々子・彩と結婚した横山平吉という役を演じていた山口祐一郎氏を観たのが始まりです。えっ?ちょっと待って、この人普通の俳優さんとちょっと違う、何か違う…という違和感を持ち、アースノーマットのCMで見たことあるけど何だか昔からどっかで見た顔なんだけどよく分からない。と、言うことでググってみましたよ沢山、そうしたらこの方の出ているドラマが結構あるじゃないですか、そこでDVDとしてある「女神の恋」を見つけたんです。
Amazonで購入して届いたら約15分の1話から20話までを一気に鑑賞しましたよ。すげー面白いな!なんだよこれは、笑ったわ、コテージの大広間の階段を舞台にしたコメディドラマか・・・いや演じてる二人の個性が化学反応してる、この二人は良いコンビだ、このドラマだけで終わりにしてしまったのならこれは勿体ない、と感じたのは自分だけでしょうか?しかし早18年が経過しているから結果的にこのDVDは永久的な宝物になってしまったのだな、この二人が「今日から俺は」監督の福田氏のような人の元で再度共演出来ないかな、伊藤の両親役でもいいよSF作家と地鶏の燻製業の母役でいいからさ、又は銀魂3で…続編ならやっぱりラブコメでもまだいけるんじゃないの、脚本だよやっぱり。現実はミュージカル俳優と歌の上手い松本明子さんだから松本さんがミュージカルに行くしかないよ!コメディミュージカルも必要だと思うよ、うん!誰か企画してください!映画に舞台にもしてくれー。
と今後の話はさておき、女神の恋の胸キュンキュンシーンはね、第1話のコテージでのバスタオル姿の龍之介と吉子の対面シーンだよ!ワイングラスと瓶を持ち腰にバスタオルを巻いただけの髪がバサバサと濡れたイケメン龍之介が吉子と近づきすぎて胸キュンなんですよ!そして夜お腹を空かせた吉子がキッチンに行くとビーフシチューを作る龍之介が冷蔵庫の食材は自分のものだが欲しいなら譲ると高額な値段を言い意地悪ばかりの龍之介、こんなイケオジに意地悪されてーー!ビーフシチューをお皿によそう龍之介とそれを見てる吉子の顔が近い!その後盗み食いが見つかりお金支払ったりのやり取りもなぜか龍之介がニコニコで吉子は怒ってて、でも龍之介がパンをサービスだと吉子の口に入れるところ良かった、そんなことするイケオジ普通いないよ!他の人なら食いたくないでしょ!2話の朝食作りのシーンはまた近いんだよ距離が、それがまた良いね!全体的に二人は腕が密着してるんだけど・・・長くなるから続きはまた書くよ、
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続きを書きました。
第15話のこと
コテージに訪ねて来た北岡を吉子は始めは馬鹿にしないでよ!と、なじります。吉子は一人部屋に戻ります。
龍之介は北岡に吉子が会社からリストラされそうだということ、あなたの事でも落ち込んでいたから彼女の気持ちはわかりますよ、と言うと責めるような厳しい目で北岡を見つめた。
しかし自分の事しか考えていない北岡は吉子の部屋をノックする。
龍之介はそれに気が付き心配でしょうがない、様子を見に行こうとドアの外に出る。
その時は吉子は部屋に入れない形でドアを開けるが、まだ怒っていた吉子も北岡に甘い言葉で囁かれ気持ちが揺らぐ。
そのやり取りを見ている龍之介に気づいた吉子に、隙を見て部屋に入ってしまう卑怯な北岡。
※ここで吉子は龍之介におやすみなさい、と言って部屋に戻り、北岡を受け入れてしまいます。
受け入れた晩に龍之介は一人枕を放り投げたり荒れておりました。
この展開は視聴しているほうから観たら何で⁉吉子は全然現実を直視してないじゃん、とか、馬鹿にされてもいいっての?と、この流れの場面は、なんでこんな自分勝手な女たらしの上司と…⁉️と、不快で私的にはNGですけど、この不快な場面がこの後の龍之介の吉子を思う気持ちをリアルにしていきます。
一夜明けて龍之介が部屋から出てきて爽やかな北岡の顔を見て、実に可愛いむくれた顔をする。龍之介は吉子には嫌味を言って注意をする。
そして龍之介は北岡に「何なんですか、彼女はあなたにとって、もしその気がないなら…」と問う。それに対して北岡は「無くはないよ、彼女を愛しいという気持ちはもってる。」と。
龍之介は更に問う「それは女としてですか?」答えない北岡に、彼女に見せてください、誠意を。と龍之介は言った。
北岡の答えは吉子はある意味特別、安心するんだな。に対してムッとした龍之介は、「それで来たんですか?羽を休めに」と「じゃっ、」と言って席を立つ龍之介に北岡が「君こそあるんじゃないか?彼女に、そういう思いが」と聞かれた龍之介は北岡を見て何も答えず立ち去る。
※ここまでのやり取りで
龍之介は昨晩は彼女を止めたかったけど仕方なく彼女の気持ちを見守った。彼女が助けを求めたら助けるつもりだった、
結果的にどうにもできなかったが龍之介は既に吉子を想っていたからその晩は眠れなかっただろうし嫉妬もしただろうし
翌朝も怒りは収まらず北岡に吉子を女として見てないなら、本気じゃないなら俺は許せないぞ、という姿勢で詰め寄ったってことなのか?だから龍之介が意見を言ったから北岡は居辛くなりしらけて帰った。
龍之介は北岡の本性を確認したかった、そしてそれは吉子の為に北岡に厳しく言って彼を帰らせた結果になったし、戻らない北岡と別れを決意させたのも結局は龍之介の助言が手助けになったんじゃないかな。
そんで17話だけど、吉子と最後に観光に行き海では吉子は最初は海に向かって叫ばなかったんだけど、肩を抱き合う若いカップルを見つけて羨ましそうに見とれる、それを見た龍之介がよだれが出てるぞ”と吉子をからかう。
そして塩造りの作業場に行った時、
龍之介が今日の観光の目玉はこれ”と燻製に使う塩はここの海でとれた塩が一番と言い、帰りに地鶏も仕入れようと言う龍之介に吉子は心からありがとうと言う。
それからまた海へ寄り吉子は今度は海に向かって「絶対に見つけるワヨ!!私らしい生き方を、」吉子が少し振り向くと笑顔で返す龍之介。そして再度「絶対に、見つけるから、私らしい生き方を~絶対に!」と吉子は叫んだ。それを終始愛しそうに見つめる龍之介であった。
トラクターでの帰り道で、うとうとする吉子に龍之介が指でツン”と押すと吉子が大きく外側に傾いたから、龍之介が引き寄せて肩を手で抱いて抑えてあげる。
でも吉子がふっと気づいて数回目を上に向けたが吉子はそのまま目をつぶりそのまま頭を預けた。吉子が嫌がらなかったので龍之介は嬉しそうにスッと笑う、この時間は二人が初めて寄り添えた時間なんだね~。
※そうだね、吉子は海で若いカップルが肩を抱き合っていたのが素敵に見えたんだから自分もやりたかった夢が叶ってるんだから嬉しかったんだよね、しかもお互いに好きになってる龍之介とだものね。。
ここで感じたのは、35才だろうが40才だろうが、若者と同じように恋は恋、なんだな~。
龍之介は充分過ぎるほど大人だけど照れ屋な性格で想いは態度でさりげなく見せるタイプの人なんだね?
もしかしたら龍之介は原稿が採用されていたら吉子に告白していたかもしれないね、でも落ち込んでいるしそれは出来なったんだろうね、プライド高くてって作品に妥協しないらしいし。
好きだとは言えない、恥ずかしがり屋の大人同士が恋をすると、可愛いですね。
最後の晩餐?いきなり停電になって、ロウソクを灯してロマンチックなムードに。会話も恋愛話になったところで吉子は龍之介の隣に座って近くなるのがまたドキドキです。
意を決して龍之介は吉子の手を取りますがいい雰囲気で停電解除!明るくなるとやはり照れ屋の二人、我に返るというか、現実的に勇気が無くなってしまうのでしょうか。
龍之介が何も言わないから二人は握手をして「じゃあ、頑張ってね」とお互いに想いを秘めたまま2度目の別れ。
そう、でも今度は行き違いになるんですよね。
最終話より一つ前の19話、泣かされますね。龍之介の置手紙に。
吉子の為のエールで書いたんだからこの小説は吉子に捧げる(君のものだ)という手紙の中身、涙を流す吉子、この時、龍之介の気持ちに気づいたし、自身の気持ちにも気付けた。
しかも彼はもういない。
それでも小説を出版社に売り込む吉子、何度も何度も持ち込みに走り回る吉子、この熱意が素晴らしい。
出版社に持ち込みが成功し、吉子は一人アパートで乾杯したが、龍之介の居所を探すため再度宮崎の元奥さんの家を探して訪ねていく。
彼の居場所を知っていたら教えて欲しいんです、伝えたいんです、彼の原稿が・・・!と最初は話しますが、
彼に会いたいんです!と、ただ会いたいんです!と素直に問う吉子、「そういうこと、(※彼が好きだからなのね)」と笑顔の元奥さん・・・
場面が変わり、塩造りの作業場で働く龍之介が現れます。
少しずつ近づいていく吉子、それに気づいた龍之介、龍之介は「また来たの?宮崎にー」と明るく声をかけます、
しかし吉子は嬉しさと切なさで神妙な面持ちです、そう吉子は行き先も知らせず去った龍之介をどうしてなの?と思っていたから、
でも好きな気持ちに気づいた吉子だから逢いたくて怒ってたわけですね。
探したの!と言う吉子に龍之介は「そうか、探したのか・・・・なんで!?」と最後の照れからか冗談をかます、
しかし吉子が塩を購入しに来たんじゃなく、自分に逢いに来たと悟り、一気に愛の再会に高まります。
素敵な大人の純粋な物語でした。
ここがラストなんですね自分の中では
※私の勝手な見解だと、龍之介は何の為にこの場所で働いていたんでしょうか?単に仕事としてなら東京だって何処だっていいわけです。
やっぱり吉子にここの塩を燻製に使うよう連れて来ていたから、ここで作業をしていたら、きっといつか吉子が塩を買いに来る、
その時に再会出来るかもしれないと思っていたとしたら、素敵です。
そして倫伝君は神楽で舞っていたのである意味、キューピットのお手伝いをしていた人間でもあったのかも知れませんね。
高千穂 神話か~。
とりあえず凄くよかったよ、最終話の胸キュンシーンは私的には塩作りの作業場にいる龍之介に吉子が逢いに行く場面、再会した二人がお互いの気持ちをハッキリと確信できたところ。なぜか倫伝くんが居たんで龍之介が目隠しさせて隠す。あの背の高い龍之介が頭を横に低くしてチュッ”とするんだよ、そして、たらい桶を足台にして吉子を乗せて抱き合うシーンが最高だよ。一年後のシーンは幸せそうな、またコテージで二人が一緒にいるシーン、でもねここに住んでるの?数日借りているの?って疑問はその後の結婚式のシーンに繋がるのね・・・コテージは結婚式も出来るんだったもんね、だからここで結婚式を行う為に滞在しに来てたんだね?と想像しました。でもね気になるのは本当の撮影でのラストはどの場面だったのだろう?とね・・思いました。それでなんですが、初めに撮影されたんではないかと?思うのは結婚式、箱根での外観のコテージ階段、燻製作ってる場面かな、、となるとセットのコテージ内でなかったとしたら
宮崎のロケなら海で叫ぶ、天岩戸神社の神楽、塩作り作業場、トラクターのラブラブ片寄せ乗り、再会時の塩作り作業場、の場面か?再開の塩作り作業場であってほしい、あのシーンが撮影ラストだったんでしょうか!?どうゆう脳でドラマ観てんだよ!という自分突っ込みで終わります。
追伸
いやー制作意欲が出るドラマでイラスト数枚描きましたよ、しかし下描きもうまくいかず何度かやり直ししました、1話の龍之介のバスタオル振り向きアップ顔は色塗りの段階で水性絵の具を上塗りしすぎて画用紙に穴を数箇所開けちゃいましたね。上手く描こうとしちゃだめそういう事じゃない、ドラマ愛を持ってそれだけ表現すべき、立体でなく画像を観てるだけだから3Dにしたりするのは筆味のみ、ひたすら心を投入しないから描けない。反省しました。描けるまで何度でもやり直ししたいと思います。
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