小説 心の花

去年の12月は誕生日の前日に急な脳貧血になり、大変な状態になった一日があった、
電車に乗っても立っていられない、一駅ずつ降りては休みながら、救急車を呼ぶのは我慢した、辛い時間があった、
帰りに病院に寄る気力もなく
翌日は朝から医者に行き、消化不良の薬をもらい一日中寝て、やっと治ったのだった
(あの苦しくて辛い症状が何だったのか未だに分からない)
その12月がまた来たのだ

母方のお祖父ちゃんは戦前に日本橋で商売をしていた、お祖父ちゃんは早稲田の夜学に通いながら弁護士を目指していたらしい、お祖父ちゃんはハンサムな人だった、でも、母が小さい頃に早く亡くなった。母はおばあちゃん似だった

しかしそれを聞いたのはずっとずっと時が経ってからだった、








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